洗剤の『まぜるな危険』は、使うのがこわい。

query_builder 2023/05/01
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洗剤は汚れに合わせて使うことで楽に落とすことができます。


どうも!北海道札幌市で『めんどくさいことを丁寧に』掃除をするジャンボです。



洗剤は『適材適所』



どの素材にどの洗剤が適しているのかを見極めることが必要です。


たとえば、


アルミの製品に強アルカリ洗剤を塗って放置するとアルカリ焼けを起こして白くなってしまいます。


ステンレスに酸性洗剤を塗って放置すると酸焼けを起こします。


危険な洗剤は一般販売をしていませんが、使用用途を間違うと危険を起こすことがあります。


その中ので一番身近なトラブルは、『塩素ガス』の発生です。


掃除をしていたら、気分が悪くなってきた、吐き気がするなどの体調不良を起し、死亡に至ることもあるとても危険なガスです。


一般的に国内で生産し売られている洗剤を使用用途さえ守れば、安全な洗剤です。


では、その中でのちょっと気を遣うのが、


『まぜるな危険』のラベルです。


そのことについて今回は紹介します。








洗剤の安全な使い方

まぜるな危険

『まぜるな危険』


洗剤の中でのトラブルや恐怖を覚える洗剤ではないでしょうか。


まぜるな危険とは文字通りで、他の洗剤と混ぜて使用することを避けてください。


という意味です。


身近な洗剤で


代表的な危険は、『塩素ガス』


塩素ガスは、



酸性洗剤と次亜塩素酸ナトリウムが混ざると



『塩素ガス』を発生させます。



あまり知られていませんが、


エタノールと次亜塩素酸ナトリウムが混ざると


『クロロホルム』が発生する。


他にも


アンモニアと次亜塩素酸ナトリウムが混ざると


『クロラミン・モノクロラミン』が発生します。


上記2件は、濃度や量、発生には条件がありますので


稀に起きることがあるとだけ頭にとどめておくとよいでしょう。



まぜるな危険をしっかり理解すれば、


安心して楽しいお掃除ができると思いますので詳しく解説していきます。









塩素ガス

塩素ガスは、塩素系の洗剤と酸性の洗剤が混ざることで発生します。


塩素ガスは、目、皮膚、気道を強く刺激します。


特に低濃度の場合、上気道への刺激が弱いため、ガスが肺の奥まで侵入し、遅れて肺水腫を起こして中毒症状が現れることがあります。


清掃作業中の塩素ガスによる中毒症状で死亡に至る例のありますので、とても身近な危険ということです。







塩素系の洗剤

塩素系とは主に、次亜塩素酸ナトリウムと表記されているものです。


主な洗剤は


漂泊に使うハイターやブリーチ


排水口に使うパイプユニッシュやドメスト


カビを取るためのカビキラー


などがあります。


塩素系は鼻をつくツンとした臭いをだします。


人によっては体調が悪くなる場合があるので、使用する際は換気が必須です。









酸性の洗剤


酸性洗剤は、塩酸、硫酸などの無機酸やスルファミン酸、シュウ酸などの有機酸を主成分としています。


主な洗剤は、


トイレ用のサンポールやナイスなどです。


水回りで使うクエン酸


料理で使う酢も酸性です。


酢を掃除に使うのはここにあります。







塩素ガス対処法

塩素ガスは水に溶けやすいので、発生している可能性のある周辺に水をかけて洗い流しましょう。


水のない場所なら霧吹きなどで水を吹きかけて拭き取ります。


お風呂やキッチンであればシャワーなどで流してください。


臭いが強い場合は無理に作業をせず臭いが落ち着くまで別の部屋に避難しましょう。


塩素ガスを発生させないためには、洗剤を使ったらしっかりと水で流す又はふき取るのが大事になってきます。


ハウスクリーニングの際、酸性洗剤と次亜塩素酸ナトリウムの組み合わせで掃除をすることはよくあるので、


その際、先に使った洗剤が残っていれば『塩素ガスが発生する可能性がある』と頭において作業をしています。








注意事例

掃除中の塩素ガス事故は、誤った使用方法や不注意によって発生する可能性があります。


以下に一般的な注意事例を上げます。




【塩素系洗剤の混合】


塩素系洗剤は塩素ガスを含んでいることがあります。


もし、別の洗剤(特に酸性の洗剤)と混合してしまうと、反応が起こり塩素ガスが発生する可能性があります。




【換気不足】


塩素ガスは換気の悪い場所で使用すると蓄積しやすくなります。


十分な換気を確保せずに掃除を行うと、塩素ガスの濃度が高まり、有害な状況が生じる可能性があります。





【製品の誤った使用】


塩素系洗剤のラベルや使用方法を正しく読まずに使用すると、事故が発生する可能性があります。


例えば、洗剤を適切に希釈せずに使用するなどです。





【他の薬品との誤った組み合わせ】


塩素ガスは他の薬品と反応することがあります。


例えば、アンモニアとの混合は特に危険であり、窒息や有害な蒸気の発生を引き起こす可能性があります。(クロロホルム)




【参考動画】

東京消防庁公式チャンネル

『洗剤の混合危険』という動画です。

まとめ

洗剤の使い方と注意点

洗剤の使用用途を間違うと危険を引き起こすことがあります。


中でも一番身近なトラブルは『塩素ガス』の発生です。


塩素ガスは気分が悪くなり、吐き気や体調不良を引き起こす可能性があります。


そのため、洗剤を使用する際には使用用途を守ることが重要です。


まぜるな危険とは、他の洗剤と混ぜて使用することを避けるという意味です。


特に気をつけなければならないのが、塩素系の洗剤と他の洗剤を混ぜることです。


塩素系の洗剤と酸性洗剤が混ざると塩素ガスが発生します。


他にもエタノールと混ざるとクロロホルム、アンモニアと混ざるとクロラミン・モノクロラミンが発生することがあります。


まぜるな危険をしっかり理解し、洗剤の使用用途を正しく使うことで安心して掃除ができます。


ですが、前回使用した洗剤が残っていたり、間違って使ってしまうととても危険な洗剤にもなります。


仮に混ざってしまって『塩素ガス』が発生しても慌てずに一時的に非難し、臭いが落ち着いたら水で流すなりふき取るなり適切に対応すれば大丈夫です。


安全に楽しいお掃除をしましょう。


北海道石狩市を拠点に、札幌市でハウスクリーニングで喜んでもらう活動をしている掃除屋ジャンボでした!!


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